「主は言われた。『あなたは自分で労することも育てることもせず、ただ一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまをさえ惜しんでいる。それならば、どうして私が、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、おびただしい数の家畜がいるのだから。』」(ヨナ4:10−11)
ある牧師がヨナのことを「すねた預言者」と呼んでいました。まさに預言者ヨナの姿は、思い通りにならずにすねてしまっている子どものようです。 ヨナ書を読むと、すねるヨナに対して神さまは、子どもをなだめるように一所懸命にヨナを諭し、信仰のチャレンジをしておられるのです。 神さまの憐れみが、当時の敵国ニネベの民を救ったことを喜べずに、とうごまの「木陰」という自らの小さな世界がなくなってしまうことを大げさなほどに悲しんでいるヨナに対して、語られた言葉が今朝の聖句でした。 私たちが何かにしがみつく時の姿は、もしかしたらこの時のヨナの姿と重なってくることはないでしょうか。今のあなたにとっての「とうごまの木」とは何でしょう?神さまがあなたに、もっと大きな世界を見るため、経験させるために、その「とうごまの木」が邪魔になっはいませんか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/9evgJCh9dK7HtiNz6
発行者名:高座教会 連絡先:info@koza-church.jp 住所:大和市南林間2−14−1