松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

家族の中での証し

「博士たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。『起きて、幼子とその母を連れて、エジプトへ逃げ、私が告げるまで、そこにいなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。』ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ退き、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、『私は、エジプトから私の子を呼び出した』と、主が預言者を通して言われたことが実現するためであった。」 (マタイ2:13−15)
 ヨセフは、夜の明けるのも待たず、家族を起こしロバに荷物を積んでヘブロンを通って南へ南へとエジプトを目指して旅立っていきました。エジプトまでとなるとナザレからベツレヘムまでの二倍以上の距離にあたります。しかしヨセフはすぐさま立ち上がり、家族を連れてエジプトへ向かったのです。 その後、ヘロデが死ぬと、再び天使が現れ、「起きて、幼子とその母を連れ、イスラエルの地へ行きなさい。幼子の命を狙っていた人たちは、死んでしまった。」と語られます。すると再び立ち上がりイスラエルに向かうのです。 このように、ヨセフは、神さまの御心が示されると従順に応答し、夫とし、父親としての責任を果たしていきます。自らに与えられた人生を、不平も言わず、黙々と引き受けていく、その姿に感銘を受けます。 息子イエスに対しても、定められた通りに割礼を授け、神殿に参り、親としての責任を果たしています。父親としての彼の姿は、何よりも息子イエスに多大な影響を与えたことだと思います。 その後、主イエスが神をお示しになる時、地上の「お父さん」の存在をもって神さまを紹介されました。それは地上の何者よりもヨセフが、天の父なる神の義と愛を体現する者として、幼子イエス、少年イエスの目に映っていたからだろうと思います。  家族の目に、私の姿が何を語り、教えているかを立ち止まって考えてみたいと思いました。
いってらっしゃい
牧師 松本雅弘
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