「食事の席に着く人と仕える者とは、どちらが偉いか。食卓に着く人ではないか。しかし、私はあなたがたの中で、仕える者のようになっている。」(ルカ22:27)
神の国での偉大さの基準はこの世の基準と大きく異なります。この社会では、お金を持っている人、権力を持っている人、美しい人、また運動選手などは高く評価され憧れの的となります。時には不道徳を売り物にして注目される人さえもいます。人に仕えるよりも上に立つ人が称賛されるからです。 ところが、神の国の基準はこうしたこととは異なるものです。最後の晩餐が行われた座敷で弟子たちが最初にしたことは上席を捜すことでした。これに対しイエスさまはそうした彼らの足を洗うための水を捜し始めたのです。 ところでクリスチャンであれば誰もが「僕」と呼ばれることに問題を感じません。でも実際に「僕」として扱われたら戸惑うのではないでしょうか。もしかしたら怒り出すかもしれません。そしてよくよく心を深く探るならば「僕」ではなく、この世で高く評価されることを強く願っている自分を発見することがあります。この社会は、あなたがどれほどの人々に仕えてもらっているかを評価します。 でも神さまの基準はそれとは全く逆で、どれだけ仕えることに関心を持っているか、また実際に仕えているかが問題になるのです。なぜなら、それが、あなたがイエスさまに倣って生きている人かどうかを見分ける「リトマス試験紙」だからです。 神の国の基準は永遠に通用する基準です。これに対しこの世の基準は一時的なものでしょう。いつか召されて主イエスの御前に立った時に、悔いのない歩みを、今、この時から歩んでいきたいものです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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