「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。…羊はその声を知っているので、付いて行く。」（ヨハネ１０：３b、４b）。
よく聖書を読んでも分からないという悩みをお聞きすることがあります。でも、心配する必要はありません。このことの関連でイエスさまは、私たちのことを羊に例えてお話し下さいます。 羊は本当に憶病で無力な動物です。もちろん、戦うための牙や爪もありません。逃げ足も遅く、生き抜くための知恵も戦略も注意力もありません。でも、そうした中、一つだけ素晴らしい能力が備わっています。それは羊飼いの声を聞き分ける能力です。 「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。…羊はその声を知っているので、付いて行く。」 そうです。羊飼いなるイエスさまは、聖書のことばを通して語りかけ、羊である私たちは、その御声を聞き分けることが出来るのです。 ですから、語っておられるお方の声を聞く秘訣は、語りかけてくださっているお方に思いを向け、意識を集中し、忍耐強く聞くことです。 「主よ、あなたは、私のことをどう思っておられますか？」と聞きます。 「主よ、今日、私に求めておられることは何ですか？誰に、どのように仕えればよいでしょうか？」と御心を聞くのです。 「主よ、あなたの御心を悲しませることをしたとしたら、どうぞお示しください」。 そして、「主よ、妻（夫）や子どもたち、共に働く仲間に、今日、どのように接したらよいでしょうか？教えてください」と聞くのです。 このようなことを通して、羊飼いなる主は、私に聖書の言葉を分からせてくださいます。羊には羊飼いの声を聞き分ける力が備わっているのですから。
今日の一日、主の祝福を祈ります。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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