松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

躾と仕付け

「聖書はすべて神の霊感を受けて書かれたもので、人を教え、戒め、矯正し、義に基づいて訓練するために有益です。」(Ⅱテモテ3:16)
 みどり幼稚園では、子どもをそのままで受け入れることを奨励しています。そうした時、「では、しつけはどうするのですか?」と質問を受けることがあります。 漢和辞典には「しつける」という語を調べると「躾ける」と「仕付ける」の2つの漢字が出てきます。 「躾ける」という方は和製漢字だそうです。「見た目に美しく」をゴールとする「しつけ」方です。 「そんなことをしていたら、○○ちゃんに笑われますよ」と言って、周りの目をもって子どもの行動を律する「しつけ」です。 これに対して、聖書は別の「しつけ」方を教えます。それを英語では「ディスプリン」と言いますが、「訓練」とも訳せる語で「弟子(ディサイプル)」と関係した言葉です。 弟子とは主人の教えの通りに生きる人です。ですから、その「しつけ」のゴールは主の弟子にすること。当然、間違ったことをすれば叱り、諭します。そして、素晴らしいことを見つけては、積極的にほめるのです。 あるクリスチャンの教育者が語っています。「子育ての原則は二つだけ。第一に、何が正しいか何が正しくないかを分かるように教えること。第二に、正しくないことをすればきちんとしかること。」 同じことをしても、その時の気分で許されたり叱られたりしたら、子どもの方は混乱します。また両親の考えの基準がちがっても困ります。 では、どうしたらよいでしょうか?永遠に変わることのない聖書を、基準とすることです。聖書は、人が見ていても見ていなくても、その子が歩むべき道筋をはっきりと示してくれます。 聖書を通して語る神さまが、あなたと愛する家族を守られるからです。 今日一日、聖書の言葉の光に照らされ、健やかに歩まれますように。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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