「私は、神からいただいた恵みによって、賢い建築家のように、土台を据えました。…イエス・キリストというすでに据えられている土台のほかに、誰も他の土台を据えることはできないからです。」（Ⅰコリント３：１０a、１１）
ある教会の献堂式に出席したとき、建設を請け負った会社の社長さんが、こんなお話をされたのです。 最近よく耐震検査を頼まれるそうです。そうした時、まずすることは建物の一部をはがして土台を確認する。外側が頑丈で綺麗に見えても土台が朽ちているのが分かると「残念ですが、そろそろ建て替えですね」とお話しするそうです。 逆に外見は多少ぼろが見えても土台がしっかりしている場合は「土台がしっかりしているから大丈夫です。外側に少し手を加えれば、あと何年も安心して住むことが出来ますよ」とお伝えします。ポイントは土台がしっかりしているかどうか、です。 社長さんの祝辞はこう結ばれていました。 「今日の献堂式礼拝に出席し、私たちの人生の土台がイエスさまであることを改めて知らされました。そしてイエスさまが土台ならば、それは永遠に朽ちることのない世界で一番確かな土台です。私たちの人生という建物はその最高の土台の上に建てられているから本当に安心なのだ、とよく分かりました。」 高座教会につらなる私たちも、「互いに愛し合いなさい」と教え自ら実践されたイエスさまを土台に、そのお方に倣う群れとなりますようにと祈ります。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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