「あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。」(マタイ23:11)
小さい頃、私の父親はよく日曜大工をしていました。棚を取り付けたり、ちょっとした本棚を作ったり。とても器用でした。 私はその近くで何十分でも飽きずに見ていました。そして、父親がいなくなった隙に、ノコギリで板を切ってみたり、釘を打ってみたりしました。下手なことをすると叱られるのですが…。その辺は適当に。 そして、父親は余裕のある時には、実際にノコギリを使わせてくれたり、また釘を打たせてくれたりしました。私はとても嬉しかったのを覚えています。 また子どもたちはおままごとが大好きです。お母さんになりきって料理を作ります。おままごとで遊ぶ子どもたちが、実際に台所でニンジンを切ったり、炊けたご飯をお茶碗によそったりして、お母さんのお手伝いをさせてもらえたら、本当に嬉しい経験となることでしょう。 私の父親にしても、またお母さんにしても、実際は自分がやってしまった方が速いでしょう。でも、物を造ることの喜び、料理することの喜びを子どもと分かち合うために、親は面倒でも、多少時間がかかり、出来上がりが上手くなくても、子どもにノコギリを持たせ、包丁を持たせるのです。主の弟子として奉仕すること、主の弟子として証しすることも、同じです。 イエスさまを証しする伝道の働き、生きる上での問題が解決され必要が満たされていく愛の働きは、元々父なる神さまの働きです。 「一人が悔い改め、生き方を方向転換していくときに、天で大きな喜びがある!」とイエスさまが言われたほどの喜びに私たちはあずかります。 上手にできないかもしれませんが、それが尊く、主にあって意味ある働きであり、何よりも、神さまの喜びに与ることのできる働きであることを知るときに、私たちは、そうした主の働きに用いられたいと思うのです。 今年あなたは、何をもって主にお仕えしたいと考えていますか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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