「あなたの庭で過ごす一日は/私の選んだ千日にもまさる。/神の家の戸口に立つことは/悪の天幕に住まうにもまさる。」(詩編84:11)
神学校の恩師が詩編研究のクラスで「詩編信仰の極みは神とのロマンスにある」と語った言葉を今でも忘れることが出来ません。詩編は祈りの言葉に満ちていますが、その祈りの究極は神さまとの愛の関係を喜ぶことにあるというのです。 例えば、若いカップルのことを想像してみてください。デートの時に、その二人はどこか楽しいところに行き、素敵なレストランでおいしい食事をし、色々なお話をすることでしょう。でもよくよく考えてみると、こうした二人にとって、どこへ行くか、何を食べるか、どんな話をするか以前に二人が共にいること自体が何よりも楽しいことなのです。 これは祈りにも当てはまるのではないでしょうか。愛する神さまがあなたのことを大切に思ってくださっている。あなたと共にいたいと願っておられる。 ですから神さまと共にいること自体が最も素晴らしいことであるはずです。別に多くの言葉をかわす必要もない、どのような形であったとしても、何よりも大切なのは、愛する神さまと共にいることを味わうことです。言いたいことだけを一方的に伝えガッチャと受話器を置く代わりに「アーメン!」と唱え、祈りを切り上げてしまう私たちです。 今日、どこかで、誰からも邪魔をされないような時間を確保し、神さまと共にいる恵みを味わってみたいと思いませんか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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