松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

悪い言葉を口にしない

「悪い言葉を一切口にしてはなりません。口にするなら、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるために必要な善い言葉を語りなさい。」(エフェソ4:29)
 ある人がこんなことを言っていました。すれ違いざまに捨て台詞のように、「また太ったね」とか言う人がいるそうです。〈余計なお世話だ〉と心の中でつぶやきはしますが、口に出して言い返すことができません。 そんなことを考えているうちに、相手は通り過ぎて行ってしまいます。「悪い言葉」を口にすることで、このように嫌味を言って人の心を腐らせてしまいます。 「悪い言葉」とはギリシャ語で、「相手を腐らす言葉」のことです。人の心を腐らせ、萎えさせる言葉。不信仰な言葉です。人を励まさない言葉です。 毎日、ストレスの多い忙しい生活を送っている私たちは、ともするとストレス発散のために相手を腐らすような「悪い言葉」を語ってしまうことがあります。でも聖書はそうした言葉を「一切口にしてはなりません」と強調します。 その代わりに、神さまの恵みを感じ、ぶどうの木であるキリストにつながるようにと導く言葉、言い換えれば「その人を造り上げるために必要な善い言葉」を語りなさい。それも、のべつ幕なしではなくて、新共同訳では「必要に応じて語りなさい」と勧めるのです。 ところで、あなたは「そんなの無理。一日、二日は我慢できても、どこかで発散しないと、いつか倍になって爆発してしまいます」と言われるかもしれません。 では、どうしたらよいでしょうか。「避雷針」となる信仰の友を持つことです。その方にあなたの気持ちや積もり積もった思いを聴いてもらうことです。そしてもっと良いことは、イエスさまにあなたの気持ちを聴いてもらい、受けとめていただくのです。その結果、あなたの口から次第に「悪い言葉」が消えていくことでしょう。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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