松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

御言葉を自分のこととして聞く

「『また、ほかの種は、良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍になった。』そして、『聞く耳のある者は聞きなさい』と言われた。」(マルコ4:8−9)
 ある時イエスさまは《四つの種の譬え》を御語りになりました。蒔かれる御言葉の種はみな同じです。一つひとつの種には命が宿っています。では、どこにちがいがあるのでしょう?それを受け止める《私の心の姿勢》という「土壌」のちがいがありました。 道端、石だらけの地、茨の中。そこにいくら種が蒔かれても実を結ぶまでに成長しません。言い換えれば、御言葉を自分のこととして聞く姿勢がない時、聖書の知識は増えますが、あなたの生活の中には何の変化も起こらないでしょう。 では、どうしたらよいでしょうか?自分に語られたこととして聞くことです。〈この御言葉、あの人にぴったりだ〉と思って聞くことはないでしょうか?〈子どもに聞かせてやりたい〉と感じることはないでしょうか?「あの人」や「子ども」に聞かせる前に、まずはあなた自身に語られた御言葉として聞くことが大切です。 聖書に登場する信仰の先輩たちの誰もが、常に自分のこととして御言葉を聞く習慣を持っていました。それが基本です。その基本に立ち返る必要があります。 そのようにして御言葉を聞く時、時に罪が示されることがあります。また十字架の意味がよく分かり、赦しの実感が与えられる経験をするでしょう。熱心にきよめを求め、神さまの愛に応え、御言葉に従いたいという思いが起こされていくでしょう。あるいは御言葉が示されても、従うことの出来ない自分と直面し、そのことのために悲しみ、悔い改めに導かれていくこともあるかもしれません。 こうしたことが全て、御言葉をあなた自身にあてはめて聞く時に起こることなのです。ぜひ、試してみてください。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/j3zkw1Rccd6Y1bSg6
発行者名:高座教会 連絡先:info@koza-church.jp 住所:大和市南林間2−14−1