松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

四世代が喜び集う教会

「万軍の主はこう言われる。/再び、エルサレムの広場には/年老いた男女が座り/長寿のゆえに、それぞれ手に杖を持つ。」(ゼカリア8:4)
 クリスチャンは生涯現役です。天国を目指す旅人であり寄留者です。旅も終わりに近づけば、旅の疲れのせいか、多少、体力も弱くなります。記憶力も衰えるでしょう。持ち物も遣いすぎて、多少ガタが来るかも知れません。 知り合いの牧師が、「それは、歳をとるごとに、良いものを、天国へ少しずつ引っ越しをはじめているようなものだ」と話していました。「天国に一度に引っ越してしまうと、周囲の人々は悲しみますから、少しずつ、少しずつ、引っ越しをしている。それが老いるということだ」と言っていました。その言葉を聞きながら〈本当にそうだなあ〉と感じたことです。 最近、物忘れが多くなってきました。運動の後は時間差で疲れが押し寄せてくるようになりました。私の身にも少しずつ「天国への引っ越し」が始まっているかもしれません。  ところで、そうした中、クリスチャンであれば誰にでも共通することがあります。それは誰もがみな、神の子であるということです。そして神の子には教会という神の家族が集う確かな居場所があります。 ですから、神の子どもである者は、幾つになっても神の家族の一員なのです。「生涯現役」とはそういう意味です。ちょうど家庭の食卓にそれぞれの指定席があるように、神の子であるあなたの指定席、あなたの居場所が、神の家族である教会には用意されているのです。 今日の御言葉をもう一度、味わってみてください。 「エルサレムの広場には/年老いた男女が座る。」教会こそ「エルサレムの広場」、教会こそ「四世代が集う神の家族」であることの喜びを経験できるところなのです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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