松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

イエスの問いかけ

「イエスは言われた。『それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか。』ペトロが答えた。『神のメシアです。』」(ルカ9:20)
 以前、講談社から出版された『ふしぎなキリスト教』という書物を読んだときに、聖書を読む時は、イエス・キリストとキリスト教を区別して考える必要があると感じました。 分かり易く言えば、宗教としてのキリスト教とは、その時代の人やその時代の教会が、聖書からイエス・キリストの教えとイエス・キリストの働きを、自分たちはどのように理解し信じているかを体系的にまとめたものがキリスト教です。 その時代によって経験している事柄や問題意識が異なり、その中で聖書に取り組み、イエス・キリストに出会いを求めますから、そこから生み出されるキリスト教も時代と共に変化しうるものだと思います。 大切なことはイエス・キリストというお方は、そうした私たちの理解の外側に立っておられるお方だということです。その時代の人々がどのように理解したとしても、それに影響されずに立っておられるお方、それがイエス・キリストです。 イエスさまは、「それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか」と語られます。 私たちの人生には、一度、立ちどまって考えてみなければならない重大な問いが幾つかあるかと思います。このイエスさまの問いかけこそ、まさに人生においてどこかで、必ず立ち止まって考え、自分なりに結論を出さなければならない問いであると、聖書は語っているのです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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