松本雅弘牧師の日々のみことば

「空の鳥を見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。まして、あなたがたは、鳥よりも優れた者ではないか。」（マタイ６：２６）
　最近、空の鳥を見、野原に咲いている小さな花をじっと観察したのはいつのことだったでしょう。そうした忙しい私たちだからこそ主イエスは「空の鳥をよく見なさい」（新共同訳）と言われたのだと思います。 ところで「よく見る」ことで何が見えてくるでしょう。そうです。不思議さや素晴らしさ、美しさが見えてきますよね。 以前、ブラジルに行った時、日本とは違う景色や生き物をたくさん見ました。なかでも驚いたのは「空の鳥」がカナリヤなのです。黄色いカナリヤはブラジルの風景にしっかり溶け込んでいましたし、道路の横の木にちょこっと腰を下ろしているポケットモンキーもいました。私たちがペットとして飼っているような生き物が、ブラジルではそこここにいるのです。 主イエスは、「空の鳥を見なさい」と言われ、空の鳥を観察した私たちが今度、神さまから見て、どれだけ大切な者であるかを知らされるのです。 空の鳥が素晴らしく不思議に造られている以上に、私たちはもっと素晴らしく、不思議な者として創造されているからです。それだけ、神さまの思いが込められています。ですから、「あなたがたは、鳥よりも優れた者ではないか」と言ってくださるのです。 あなたは、神さまから見たら本当に大切な存在です。どれだけ大切か分かりますか。イエスさまの命と引き換えにしたいと思われたほど大切な存在なのだ、というのです。 　今日、神さまの造られた世界を、よく見て過ごしてみましょう。
いってらっしゃい。
牧師　松本雅弘
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