松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

聖霊によって注がれる神の愛

「この希望が失望に終わることはありません。私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5)
 ある時、弟子のペトロがイエスさまに訊ねました。「イエスさま、兄弟が、罪を犯した場合、何回赦せばいいですか、七回までですか?」。たぶんペトロにしてみたらイエスさまから褒められることを期待していたと思います。 ところがこれを受けてイエスさまは一つの譬えをお話になられました。それは、一万タラントンの借金を主人から帳消しにしてもらった僕が、百デナリオンを返せない仲間を赦せなかったという譬え話です。 一万タラントンとは、一デナリオンを一万円として計算すれば、今のお金でおよそ六千億円に相当します。どうしてこんな借金ができたか理解に苦しみます。さらにそんな借金を帳消しにする主人がいることも普通では考えられません。 百デナリオンとは約百万円に相当する額です。確かにこれも大金です。でも六千億円に比べたら微々たる額でしょう。 さて、この百万円の借金をした仲間はひれ伏し、待って欲しいと願いました。決して「帳消しにして欲しい」と言ったのではない。「待って欲しい」と頼んだのです。でも聞き入れられず牢屋に投げ込まれます。一部始終を知った主人はがっかりしました。そして、僕を呼び「憐れんでやったように、仲間を憐れんでやるべきではなかったか」と言ったのです。 ところで、憐れみに欠けた、この僕の問題点はどこにあったでしょうか?私は「赦されたこと」と「赦すこと」が結びついていなかった点にあったと思います。もっと言えば「赦されている実感」が乏しかったということでしょう。 神さまはキリストの十字架であなたの「罪の借金」を帳消しにしてくださいました。その赦しの愛と喜びが、聖霊をとおして、今日もあなたの心に注がれますようにと祈ります。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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