松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

主の語りかけに耳を澄ませる

「ボアズは言った。『あなたは主に祝福されるように。娘さん。…』」(ルツ3:10)
 ある夜、ボアズは自分の足もとに横になっているルツを発見し大変驚きました。不意をつくようなルツの行動に「誰だ、あなたは」と尋ねると、彼女は「私はあなたの仕え女ルツです。あなたの衣の裾を仕え女の上に広げてください。あなたは私たちの家を絶やさぬ責任のある方です」と答えたのです。それを受けてボアズは、神さまを畏れる信仰者として、適切な対応をしていきます。 ボアズは、本当の幸せをよく知っている人でした。人の幸せが、ルツとナオミの経済力や社会的な安定によるものではなく、むしろ神さまとの正しい関係にあること。ですからルツと神さまとの関係が祝福されますようにと祈ったのです。 「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。私を離れては、あなたがたは何もできないからである」(ヨハネ15:5)という主イエスの御言葉が響いてくることです。 さて、ルツはユダヤの慣習に習って行動したとは言え、大変不安であったにちがいありません。ボアズはそうしたルツの気持ちを受け止め「さあ、娘さん、心配することはありません」とキッパリと不安を断ち切ってあげるのです。そうした上でルツに自信を持たせようと配慮し、他の人々の評判をルツに伝えています。 心のこもった評価は、その人が自己吟味する上での助けとなり、励ましともなるものです。 彼はためらわずに、「あなたが立派な女性であることは、町の住民なら誰でも知っています。」とルツに伝えていきました。 モアブ出身ということで肩身の狭い思いをしていたルツにとってボアズの励ましはどれだけ彼女を自由にしたことでしょう。 今日、主イエスはあなたに、どんな御声をかけてくださっていますか?
 いってらっしゃい。
 牧師 松本雅弘
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