松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

試練の意味−手入れ

「実を結ぶものはみな、もっと豊かに実を結ぶように手入れをなさる。」(ヨハネ15:2)
 キリストにつながり続けていく信仰生活の中で、誰にでも起こることがあります。それは神さまがくださる訓練です。 「私はまことのぶどうの木」とお語りになったあと、主イエスは「実を結ぶものはみな、もっと豊かに実を結ぶように手入れをなさる」と言われました。神さまは、あなたがもっと実を結ぶ信仰生活を送るようにと「手入れをなさる」ことがあるのです。 最近つくづく思わされていることがあります。それは、神さまは「愛のこだわり」を持つお方で、手を抜くことをなさらないお方だ、ということです。「もっと豊かに実を結ぶように」という目的で「手入れをなさる」のです。その結果、私の生活に様々な事が起こります。 創世記に登場するヨセフのことを思い出してみましょう。兄弟の反感を買いエジプトに売られ、売られた先の主人から信頼されたところまではよかったのですが、暇を持て余した主人の妻に濡れ衣を着せられ、投獄されてしまいます。獄で出会った高官の夢説きの報いに獄から解放されると思っていたのに、解放された高官がヨセフのことを忘れてしまう。その結果、さらに二年間、出獄はお預けとなりました。 〈やってられない!〉とふて腐れてもおかしくない状況にあっても、彼は腐りませんでした。神への信頼があり、混乱の中に摂理の御手を見ていく心の目が開かれていたからです。言い換えれば、「訓練(手入れ)」と受けとめていたからです。 あなたも辛い中におられるかもしれません。でも試練と共に逃れる道を用意しておられる神を信頼し、この出来事が豊かな実を実らせることを信じて歩んでいきたいものです。主が共におられます!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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